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第2回県外先進校交流会in山梨県立笛吹高等学校

10月29日(火)、30日(水)に地域連携学習の先進校である山梨県立笛吹高等学校へ1・2年生の代表生徒6名で、生徒交流と研修に行ってきました。

中条高校の今年はイノベーションの年ということで、様々な取り組みをスタートしました。県外先進校の生徒との交流もその一つです。地域と連携した学習を先進的に行う県内外の公立高校との生徒同士の交流を行い、中デミー(中条高校地域アカデミー)をはじめとした地域連携活動を具体的な目標をもって進めていくための研修を行っています。

中デミーは胎内市をフィールドとして地域で生徒を育てる事業です。昨年11月に胎内市と包括連携協定を結び、胎内市と協力して本校生徒を育てる活動の始まりを宣言しました。
笛吹高校は7年前に笛吹市と包括連携協定を結び、さらに、コミュティスクール(学校と地域住民が力を合わせて学校運営に取り組む活動)を昨年立ち上げており、学ぶべきところの多い先進校です。

ワークショップ「中条高校と笛吹高校と一緒にどんな活動ができるか」

交流会では、笛吹高校と本校で合同で行えることを一緒に考える活動をしてまいりました。山梨県は桃、ブドウなどの果物が有名です。胎内市は米や米粉などが有名です。それぞれを生かして一緒に商品開発をしたらどうか、笛吹市と胎内市が姉妹都市で歴史的つながりもあるので、お互いのイベントに参加しあったらどうかなど、活発に話し合いをしていました。実際に交流する機会を計画しぜひ実現させたいと考えています。

胎内市といえば米粉 笛吹市といえば桃
なにかデカイことやりたいよね
笛吹市役所を訪れ市長を表敬訪問

山下笛吹市長は笛吹高校出身、副市長も教育長も笛吹高校出身とのことで、「連携協定を結び、笛吹高校生徒の学びを人的・物的支援を通して応援している。その成果として笛吹高校生徒が笛吹市で働いてくれたり、地域に貢献してくれたりすることを期待している。それは学校同士のつながりも一緒でお互いにいい影響を与えることのできる関係を作ってほしい。そこも応援したい。」と力強いエールをいただきました。

子どもたちと一緒にできる農業体験について発表 その後の質問タイム

研修では、生成AIの学習に参加したり、笛吹高校のFFG(学校設定科目:笛吹グローカル)の授業に一緒に参加し、笛吹高校の生徒に交じって地域探究学習をしました。探究グループに分かれて、生徒が中心になって学習を進めており、担当の先生に向けて実行計画のプレゼンテーションをしている班では、「農産物盗難被害をなくすためにどうしたらよいか」というテーマで、2年間の活動し、カメラをつけただけでは被害は減らないとの調査をもとに、啓発ポスターやダミーカメラなど現在の対策に代わる様々なことを実行してきたとのこと。最終的には、100均でそろうグッズで雨に強い啓発ポスターに代わる看板を作成し、農家さんが安価に手軽にできる啓発活動を提案していました。

子どもに教えることのできる遊びの研究

その他にも商品制作をしているグループ、子どもたちに教えられる遊びを考えているグループ、どれも協働力と発想力、実行力を身に着けることができる内容であるばかりではなく、真剣に楽しく学習できる内容となっていました。

イベント企画 缶バッチのデザインに挑戦

本校の代表生徒も2日間楽しく学ぶことができました。
小国高校との生徒交流会の成果が、早速、小国高校の生徒が本校の文化祭に参加するという形で実現しました。笛吹高校についても今後も継続して生徒同士の交流を重ね、協働活動の成果を出せたらと思います。